私がGraSPPへの出願を決めた理由は3つありました。実践的に政治と向き合う修士課程で学びたかったこと、日本と東アジアについてもっと知りたかったこと、そして国際的なつながりの豊かな大学で学びたかったことです。GraSPPには、その目的にかなうMPP/IPという魅力的なプログラムがありました。この修士課程は、履修科目の選択の自由度が高いことに加え、他の大学院でも学べる点でも際立っていました。
GraSPPに入る決断を後悔した日は一日たりともありません。毎日、授業の中だけでなく、学生仲間からも学んでいます。ここでの学びをとても特別なものにしているのは、人です。学生はみな実に多様な背景を持っています。それは出身国だけでなく、職業や人生のステージについても言えることです。幅広い分野の学部を出たばかりの卒業生が、公務員や民間企業出身者、開発援助の実務家とともに学んでいるのです。会話や議論の中で、こうした多種多様な視点と背景によって、私の視野は大きく広がりました。
GraSPPの授業の特徴は、学生と教授の距離の近さです。ほとんどの授業は少人数で、交流と議論が促されます。教授の多くは、省庁や国際機関、民間企業での勤務経験を持っています。刺激的な逸話や幅広い人脈をもたらしてくれるだけでなく、実務的な問題を見抜く目も備えています。これにより、学問の世界と、政策立案者を待ち受ける現実世界の問題とが強く結びつくのです。
MPP/IPは、私の人間的・職業的な成長にも大きな影響を与えました。修了後は、もともと政策とコミュニケーションが交わる領域で働きたいと考えていました。しかし、GraSPPでエネルギー関連の科目をいくつか履修するうちに、この分野への関心がますます強くなりました。この分野の2人の教授のティーチングアシスタントとして働き始め、私生活でもこのテーマにどんどんのめり込んでいきました。修了後は、この秋からヨーロッパ最大級のエネルギー企業のひとつで働き始めます。特に今のような時代において、これほど刺激的な仕事は想像できません。
日本とGraSPPに別れを告げるのはつらいことですが、それでも私の心は晴れやかです。たくさんの新しい知識と経験——そして何より大切な、GraSPPの中で育んだ多くの新しい友情——を携えて帰国します。ここで出会った人々は私に深い印象を残してくれましたし、これからもそうであり続けるでしょう。今では多くの国に友人がいて、すでにその全員を訪ねる計画を立てているところです。結局のところ、それもまたGraSPPなのです。世界中から集まった魅力あふれる人々のネットワーク、それがGraSPPです。