まず何よりも、この機会をお借りして、私をこのインターンシップにふさわしい候補者として選んでくださった東京大学公共政策大学院に深く感謝を申し上げます。また、私を助け、この素晴らしいプログラムを企画してくださった西沢先生と佐藤さんには、特に御礼を申し上げたいと思います。
2週間のインターンシップは、あっという間に過ぎていきました。本当に仕事に戻ったような気分でした。毎日午前7時に起き、午前9時までにオフィスに着かなければなりません。郊外から、丸紅株式会社の本社がある東京の都心部まで楽に通勤でき、そして何よりも時間どおりに到着させてくれた、東京の都市交通システムに感謝します。
初日から、私は親切で温かい環境に囲まれていました。受け入れてくださったのは、地域総括部のCIS・欧州課でした。まるで自分が、日本の総合商社のひとつでキャリアを歩み始めたばかりの日本人の新卒社員になったような気分でした。初日の朝、デスクの上に自分の名前入りの名刺を見つけたときは本当に驚きました。さらに最初の1週間には、新入社員向けに行われるものと同様のオリエンテーションを会社が用意してくれました。いかにも日本らしく、私のスケジュールはすべてが綿密に計画され、明確に定められていました——誰が私と昼食を共にするのか、ということまでです。キクチさん、本当にありがとうございました。
丸紅でのインターンシップは、総合商社を内側からのぞく機会を与えてくれました。各営業部門がそれぞれの活動とプロジェクト(完了したものと進行中のもの)を紹介してくださったことで、会社の事業の全体像をつかむことができました。つい最近まで、丸紅が私の国の首都の空港を建設したことすら知りませんでした。対話や見学を通じて、丸紅がどのように事業を行い、どこに拠点を持っているのかを理解するとともに、日本のビジネス文化や倫理基準の特質についても理解を深めることができました。
幸運なことに、日本カザフスタン経済委員会の会長でもある丸紅株式会社の副会長にお会いするという栄誉に恵まれました。副会長とは、カザフスタンの現在の経済情勢や、日本が二国間協力を通じてその発展にどのように貢献できるかについて話し合いました。国のイメージを高めるだけでなく観光振興にも効果的なプラットフォームである、開催を控えた博覧会「アスタナEXPO-2017」にも触れ、このテーマについて語り合うなかで、副会長はご自身の考えと展望を聞かせてくださいました。
期間を通じて、経歴も組織階層上の立場もさまざまな、合計39人の方々(社外での面会を除く)にお会いしました。中には、私の拙い日本語で会話を始めたのに、最後はロシア語、さらには私の母語で話していた方もいました。これは、社員育成計画の一環として人材を海外拠点へ送り出し、国際経験を積ませることができる丸紅の強みだと思います。
最も重要なのは、この期間を通じて新しい絆を築き、充実した、かけがえのない経験を得たことです。そして、海外の組織でのこうした経験は、どのようなキャリアにおいても大きな評価につながり、必ずや大いに役立つはずだと信じています。