この夏、私は世界最大級の経済新聞のひとつである日本経済新聞社(Nikkei)でインターンシップの機会をいただきました。ジャーナリズムと実際の政策との関係にずっと関心を抱いてきた私にとって、この経験は強く印象に残るものであり、日本のジャーナリズムを間近に見つめる機会を得られたことに感謝しています。
私が配属されたのは、日経のグローバル報道媒体である Nikkei Asia です。アジアの視点からの報道を提供しており、主にビジネス、マーケット、政治に焦点を当てています。記者同士のコミュニケーションは主に日本語で行われるものの、そこでの仕事の大半は英語で行うことが求められます。
インターンシップの初日には、インターン全員がスーパーバイザーと面談し、関心のあるテーマについて話し合いました。私たちはほぼ毎日、それぞれの関心に応じてオフィスの外に出て、さまざまなインタビューや記者会見に参加することができました。イベントの際には、その分野での取材経験が豊富な記者の方々が同行してくださいました。私の関心分野は国際開発援助であるため、日本外国特派員協会で行われた、戦争の影響を受けたウクライナの人々のためにリビウでリハビリテーションセンターの建設を支援するという日本の計画に関する記者会見に出席する機会をいただきました。
また、ヤマハの方々に、アジアでの支援プロジェクトについてオンラインでインタビューも行いました。インターンは、当初他のインターンに割り当てられていたイベントにも自由に参加できます。私の場合は、英国大使へのインタビューや、藤沢にあるパナソニックのスマートタウンへの見学も、インターンシップ経験の一部となりました。こうした貴重な機会のおかげで、馴染みのない分野に触れ、新しい知識を学ぶことができました。
インタビューや記者会見のほかにも、Nikkei Asia はプログラム期間を通じて、毎日さまざまなセッションを用意してくれました。スーパーバイザーの言葉を借りれば、それは私たちに「日経の中のできるだけ多くの部門を知って」もらうためのものでした。たとえば、インターンは編集チームと共に時間を過ごし、編集者の方々が自身の経験をもとに、良いジャーナリストになるための講義をしてくださいました。セッションの中では、編集作業を手伝うかたちで貢献することもできました。日経の記者や編集者の方々は皆フレンドリーで、情報源の見つけ方から休暇の過ごし方まで、私たちの質問にいつでも快く答えてくださいました。
海外で働くことに関心のあるインターンのために、Nikkei Asia はインドネシアやシンガポールなどの海外支局の記者とのオンラインミーティングも設定してくれました。インターンの日課のひとつが翻訳タスクです。これは、日経の日本語部門の記事を英語に翻訳し、Nikkei Asia のウェブサイトに掲載するというものです。この作業を通じて、ジャーナリズムにおけるスピードと正確さの重要性を実感しました。
全体として、この2週間のインターンシップは、挑戦的でありながらも刺激的な経験であり、新しいテーマについて学ぶ絶好の機会となりました。さらに、ジャーナリストの考え方や働き方を知ることで、研究という仕事が何を伴うのかを考え直すことができました。多くの違いがある一方で、得られる新たな理解もあるのだと気づきました。このインターンシップを、これまでの学校での学びの経験と比べることで、馴染みのある問題のいくつかを別の角度から眺めることができました。この有意義で学びの多い経験は、将来のキャリアを真剣に考えるうえで大いに役立ちました。