夏休みの間、私はアジア開発銀行研究所(ADBI)の能力構築・研修(CBT: Capacity Building and Training)チームで、2か月間のインターンシップに参加する機会を得ました。新型コロナウイルスの状況により、ADBIのすべての活動は、このインターンシップを含めて完全にオンラインで実施されました。インターンシップに先立ち、私はシニアスタッフとリサーチアソシエイトの方にスーパーバイザーをお願いしました。ほとんどのイベントはオンラインで行われ、インターンによるサポートを必要としなかったため、私の主な担当業務は、自分で選んだテーマについて調査を行い、ワーキングペーパーを執筆することでした。テーマはインターンシップ開始時にスーパーバイザーと相談して決めました。授業のために少し調べたことのあるテーマを土台にして、ADBIスタッフの指導のもとで議論を発展させることができました。
インターンシップ期間中は、毎週のチームミーティングに参加させていただきました。そこでは、インターンを含むすべてのチームメンバーが、その週の活動について報告します。これにより、CBTチームの他のメンバーと顔を合わせ、興味深いウェビナーや講座をはじめ、ADBIで進行中の数多くの活動について知る機会を得ました。
さらに、別のシニアスタッフのご厚意により、もう一人のGraSPPのインターンと私の二人に、ADBIがスタンフォード大学と共催した、ケーススタディ手法を用いてインフラ開発の課題に取り組むオンライン講座へ参加する機会をいただきました。この講座がオンラインで提供されるのは初めてだったため、数名のリサーチアソシエイトと私がグループの書記に任命され、議論の進行役を務めたり、講座の最後に行われる最終発表に向けて参加者が準備するための追加ミーティングを設定したりしました。さまざまなタイムゾーンにいる参加者を調整するのは大変なことでした。参加者の多くは、きわめて多忙なスケジュールを抱える政府職員だったからです。しかし、各国の政府職員やスタンフォード大学のスタッフと知り合い、自分自身も講座に参加しながら、講座運営にあたるADBIチームを支援できたのは、楽しい機会でした。
このインターンシップを通じて、ADBIの活動の舞台裏について貴重な知見を得るとともに、スタッフの指導のもとで授業の枠を超えた研究をさらに進める機会にも恵まれました。ADBIのスタッフの方々とつながりを持てたことに深く感謝しており、将来はいつか、一人前のスタッフとしてADBIで働けるようになりたいと思っています。