将来、国際機関で働きたいと考えている私にとって、2017年の夏にADBIでのインターンシップの機会を得られたのは本当に幸運でした。2か月間のインターンシップは、国際機関やシンクタンクの運営についてのより明確な見取り図と、データ収集スキルや定量分析スキルを磨く機会を与えてくれました。
インターンシップが始まる前に、私たちはADBIの研究者と研究関心について話し合う面談を行いました。そのため、ADBIでインターンシップを始めたとき、各自に割り当てられた仕事は基本的にそれぞれの研究関心に関連したもので、自分たちの研究にも役立つものでした。私のテーマは食料安全保障と貿易自由化に関するもので、スーパーバイザーであるマティアス・ヘルブレ(Matthias Helble)博士は、私の研究に多くの助言を与えてくださいました。インターンシップ中は関連する論文を数多く読み、異なる立場の専門家たちが、自らの主張を裏づけるためにどのようにモデルを構築しているのかを学びました。その過程は、「食料安全保障」という課題をさまざまな角度から眺め、前学期に計量経済学で学んだ知識と結びつける意欲をかき立ててくれました。加えて、スーパーバイザーを手伝って、ブルームバーグからデータを収集しました。ブルームバーグを使うのは初めてだったので、初日は興奮と緊張が入り混じっていましたが、インターンシップが終わる頃には操作にすっかり慣れていました。
ほかのインターンが報告で述べているように、ADBIのオフィスの向かいにあるADBのオフィスでは多くの会議が開催されており、インターンは誰でも自由に参加できます。ADBIがウェブサイトに情報を掲載するので、出席することをスーパーバイザーに伝えるだけで構いません。私は、各国の経済や金融システムなど、ADBで3回以上の会議に参加しました。こうした貴重な機会は、なじみのない分野に触れさせてくれ、研究者の発表から新しい知識を与えてくれました。
この2か月間で、多くの文献を読むことを通じて、強い関心を持つテーマについてより全体を見渡す視点を得るとともに、これまでの人生で学んできたことを組み合わせ、より実践的な研究に応用することができました。さらに、リサーチアソシエイトやほかのインターンと親しくなり、考えを交換し、あらゆるテーマについてアイデアを議論する機会にも恵まれました。何より、この2か月のインターンシップは、自分の関心がどこにあるのかを理解させてくれ、人生の次の一歩を真剣に考えるきっかけとなりました。